ハイサイ! Kです
那覇空港からは少し距離がありますが、沖縄県を代表するグスク今帰仁城跡、2000年に世界遺産に登録されました。琉球王国グスク及び関連遺産群の一つです。
実は桜の見どころでもあり1月下旬〜2月中旬まで観光客や地元の方達の目を楽しませてくれます
この記事を読むことで世界遺産「今帰仁城跡」は自然豊かな丘に立ち、三山時代の北山の国王が納め居城していて、中国との交易によって栄えていたことが分かります
今帰仁城跡ってどんなとこ?
今帰仁城は14世紀ごろ琉球王国時代、南山・中山・北山の三山の一つで、北山王の居城だったため北山城とも呼ばれていました
また、北山王国は中国民王朝との貿易によって栄えましたが、1416年に中山の尚巴志(しょうはし)との戦いで攻め落とされ北山王国は滅ぼされてしまいました
1422年以降、今帰仁城跡は政府から使わされた監守の居城となり1665年の監守が戻るまで祭りなどを行う大切な場所として住民に大切にされてきました
今帰仁城跡は広大で、敷地面積が約8ha(東京ドームの2個分)もあり、首里城と肩を並べるほどの広さでした
まるで、万里の長城を彷彿させる曲線美の城壁が約1.5kmもおよび、城内の高台からは海を眺められる絶好のロケーションになっています
守りの堅かった今帰仁城跡
他の沖縄県に残るグスクの城壁は、比較的に軽く・加工しやすい琉球石灰岩で築かれているのに対し、今帰仁城は敷地内で採取された硬くて重い古期石灰岩を使用されて築かれました
古期石灰岩は、はるか昔にできた石なのでアンモナイトや他の化石がたびたび見つかることもあります
硬くて、加工するのが難しいことから職人たちは石の形を利用して積み上げる「野面(のずら)積み」と呼ばれる最も古い技法が使われたのも特徴の一つです
ちなみに、野面ずみとは石は加工せずそのままの状態で積み上げ、どうしてもできてしまう隙間に小石などを詰め込んで強度を高める技法です
高台から海も一望できる!
城内には御内原(うーちばる)という場所があり、昔は女官部屋(にょかんべや)があったとされていて、とても神聖な場所だっため男子禁制でした
また、御内原の北側は絶景ポイントで、沖縄の綺麗なコバルトブルーの海や、やんばる(沖縄本島北部地域)、天気がいい日には遠く離れて鹿児島県の与論島まで見ることができ、一度見たら忘れられない光景になると思いますよ
今帰仁城跡のシンボル【平郎門】
今帰仁城の正門にあたる平郎門(へいろうもん)は琉球王国時代に出された「琉球王国由来記」に「北山王者・本門・平郎門ヲ守護ス」として記載されている歴史のある建造物です
今ある平郎門は1962年に修繕されたもので、門の天井にはとても硬く大きな岩をのせた作りになっています
今帰仁城跡は桜の名所
春の訪れを知らせてくれる桜ですが、沖縄の桜は本土より一足早く毎年1月下旬頃から咲きはじめます
皆さんの桜のイメージというば、淡いピンク色の花びらと思いますが沖縄の桜は違います
台湾を原産地とする寒緋桜(かんひざくら)という桜で、その特徴は濃いピンク色の花びらです
晴れて、天気がいい日の青空の下に咲き誇る濃いピンク色の桜は、ため息が出るほど美しくテンションが上がります。今帰仁城跡の桜は沖縄の3大名所としても有名です
期間限定ではありますが、ライトアップされた夜桜も楽しむことができますよ!
インフォメーション
名称 | 今帰仁城跡 |
住所 | 沖縄県今帰仁村今泊5101 |
電話番号 | 0980-56-4404 |
HP | https://www.nakijinjoseki-osi.jp |
最後に
今回は世界遺産「今帰仁城跡」をご紹介しました。は自然豊かな丘に立ち、三山時代の北山の国王が納め居城していて、中国との交易によって栄えていてました
沖縄と言えば青い海・青い空・白い砂浜のイメージが強いと思いますが、その他にも素晴らしい観光地が沢山あるのでぜひ、海以外にも足を運んでみてください
最後まで読んで頂きありがとうございました